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はじめに

Macでファイルにタグを付ける方法

更新日

Finderタグは、ファイルやフォルダを移動せずにラベルを付ける機能です。1つのファイルに複数のタグを付けられるので、同じ書類をプロジェクト、状態、テーマなどの観点で分類できます。

このガイドでは、Finderに標準搭載された無料のタグ付け機能を紹介し、Little Taggerのような専用アプリを使うと時間を節約できる場面も説明します。

Finderでタグを付ける基本の手順

  1. Finderを開き、ファイルまたはフォルダを1つ以上選択します。
  2. 「ファイル」>「タグ」と選択するか、Controlキーを押しながら選択項目をクリックして「タグ」を選びます。
  3. 既存のタグを選ぶか、新しいタグ名を入力します。
  4. Returnキーを押してタグを確定します。

タグはすぐに追加されます。ファイルに付いていた既存のタグは残り、ファイルの移動、名前の変更、内容の変更は行われません。

「ファイル」メニューやControlキーを押しながらクリックして開くメニューでは、「タグ」の上に表示されるカラータグをクリックして、一度の操作で適用することもできます。

Finderタグとは

Finderタグは、ファイルやフォルダに名前や色のラベルを付けるmacOS標準の機能です。1つの項目に複数のタグを付けられるため、1つのフォルダ構成だけでは整理しきれない情報に適しています。

例えば、プロジェクトのフォルダに保存したPDFに「要確認」「2026」「リサーチ」のタグを付けられます。フォルダは保存場所を示し、タグはそれ以外の情報を補います。

Finderでは、検索、サイドバー、グループ、リスト表示でタグ付き項目を表示できます。Finderタグのメタデータに対応したほかのMacアプリからもタグを利用できます。

プロジェクトAtlas/
    report.pdf

report.pdf
    プロジェクトAtlas
    2026
    要確認
フォルダは「どこにあるか」を示します。タグは「何か、何に属するか、次に何をするか」を示せます。

タグを付けるほかの方法

次のどの方法でも、同じFinderタグが書き込まれます。作業に合う方法を選んでください。

Finderのツールバーから

Finderウインドウで項目を選択し、ツールバーの「タグ」ボタンをクリックして、タグを選ぶか新しく入力します。

ファイルを保存するとき

「保存」ダイアログ(「ファイル」>「保存」)の「タグ」フィールドをクリックし、タグを選ぶか新しく入力します。書類の作成と同時にタグが付きます。

開いている書類から

多くのアプリでは、ポインタを書類名の右側に置き、表示される矢印をクリックすると「タグ」フィールドを使えます。

Finderのキーボードショートカットで

Appleは、よく使うタグ用のショートカットを案内しています。ファイルを選択して、次のキーを押します。

ショートカット操作
Control-1〜Control-7対応するよく使うタグを追加または削除
Control-0(ゼロ)ファイルからすべてのタグを削除

7つのよく使うタグは、「Finder」>「設定」>「タグ」で選びます。よく使うタグを設定する方法をご覧ください。

新しいFinderタグを作る方法

タグをあらかじめ用意する必要はありません。「タグ」フィールドにまだ存在しない名前を入力してReturnキーを押すと、Finderがタグを作成し、選択したファイルに同時に適用します。

Returnキーを押す前に候補を確認してください。似たタグがある場合はそれを選ぶと、「確認」「要確認」のようなほぼ重複するタグを増やさず、一覧を整理された状態に保てます。

1つのファイルに複数のタグを付ける

ファイルやフォルダには、同時に複数のタグを付けられます。「タグ」フィールドを開き、タグを1つずつ選択または入力します。

proposal.pdf
    クライアントNorth
    プロジェクトAtlas
    2026
    要確認

複数のファイルに一度にタグを付けるには、先にすべてを選択します。選択した各ファイルに同じタグが付きます。Finderはその組み合わせを次の一括処理用に保存しないため、毎回タグを選び直します。

フォルダにタグを付ける場合と、中身すべてに付ける場合

Finderタグはフォルダにもファイルにも使えますが、フォルダのタグが表すのはフォルダ自体だけです。中のファイルやサブフォルダには自動でコピーされません。

選択するものタグが付くもの
フォルダそのフォルダのみ
フォルダ内のファイル選択したファイルのみ
入れ子になったサブフォルダ内のファイルそのファイルも選択した場合のみ

中身にタグを付けるには、フォルダを開いてファイルを選択します。ファイルが複数階層のサブフォルダに分かれている場合は、Finder検索やリスト表示で先に選択します。大きなフォルダ構成の扱いは、一括タグ付けガイドで説明しています。

Finderでタグ付きファイルを探す

タグ付きファイルはFinder自体で検索します。次の機能はLittle Taggerの機能ではなく、macOSの標準機能です。

  • サイドバー:Finderのサイドバーでタグをクリックすると、保存場所にかかわらず、そのタグの付いた項目が表示されます。
  • 検索:Finderの検索フィールドにタグ名や色を入力し、通常のテキスト一致ではなく、候補に表示されるタグを選びます。
  • グループ化:ツールバーの「グループ」ボタンをクリックし、「タグ」を選びます。
  • 並べ替え:「表示」>「表示オプションを表示」を選び、「表示順序」を「タグ」に設定します。リスト表示では、Controlキーを押しながら列見出しをクリックし、「タグ」列を表示することもできます。

サイドバーに表示するタグを選ぶには、「Finder」>「設定」>「タグ」を開き、各タグの横のチェックボックスを選択します。

ファイルを削除せずにタグを取り除く

  1. Finderでファイルを選択します。
  2. 「ファイル」>「タグ」、Controlキーを押しながらクリックして開くメニュー、またはツールバーの「タグ」ボタンで「タグ」フィールドを開きます。
  3. 取り除きたいタグを選択し、Deleteキーを押します。

削除されるのはタグだけで、ファイルは元の場所に残ります。選択したファイルからすべてのタグを一度に取り除くには、Control-0を押します。

「タグ」ボタンやFinderの設定が見つからない場合

  • ツールバーに「タグ」ボタンがない:「ファイル」>「タグ」か、Controlキーを押しながらクリックして開くメニューを使います。どちらもすべてのFinderウインドウとデスクトップで使えます。
  • 「Finder」>「設定」メニューがない:先にDockのFinderアイコンか、デスクトップの何もない部分をクリックします。「Finder」メニューは、Finderがアクティブなときだけ表示されます。
  • 「タグ」がグレー表示される:Finderでファイルやフォルダが選択されているか確認します。
  • 以前のmacOSでは、「Finder」>「設定」ではなく「Finder」>「環境設定」と表示されます。

Finderタグとスマートフォルダを組み合わせる

タグはスマートフォルダと組み合わせるとさらに便利です。スマートフォルダは保存されたFinder検索で、元のファイルを移動せずに、条件に合うファイルをまとめて表示します。

例えば「要確認」タグの付いたファイルをスマートフォルダに表示しつつ、各ファイルは元のプロジェクトフォルダに残せます。「ファイル」>「新規スマートフォルダ」で作成し、「タグ」の条件を追加して保存します。必要に応じてサイドバーにも追加できます。

スマートフォルダはファイルを探すための機能です。タグを付ける作業自体は自動化しません。

使いやすいタグを維持する

  • プロジェクト、状態、年など、フォルダだけでは示せない情報にタグを使います。
  • 1つの概念に1つの表記を決め、同じ表記で使い続けます。
  • プロジェクトのような長く使うタグと、「要確認」のような一時的なタグを分けます。

タグの名前や色の変更、削除、整理については、MacでFinderタグを管理する方法をご覧ください。

例:複数の観点で分類するシンプルなタグ構成

プロジェクト
    プロジェクトAtlas
    プロジェクトDelta

年
    2025
    2026

状態
    要確認
    確認済み
    最終版

種類
    請求書
    参考資料
    スクリーンショット

1つのファイルに、異なる観点のタグを組み合わせられます。例えば請求書に「プロジェクトAtlas」「2026」「請求書」「要確認」を付けても、保存場所は変わりません。

Finder自体に分類の軸という概念はないため、上のグループ分けは自分で意識して使うためのものです。Little Taggerでは必要に応じて関連するタグをアプリ内のグループに整理できますが、ファイル上のタグは標準のmacOSタグのままです。Little Taggerのタグ管理機能を見る。

Finderでのタグ付けが繰り返し作業になるとき

たまにタグを付ける程度なら、Finderで十分です。同じ操作を何度も繰り返したり、タグの数が増えたりすると、手間が目立つようになります。

同じタグの組み合わせを繰り返す

10個のファイルに5つのタグを選ぶ作業は、一度だけなら難しくありません。しかし翌週、別のファイルに同じ5つを付けるときは、同じ操作を最初からやり直します。入力ミスで、気付かないうちに似たタグが増えることもあります。

ファイルごとに異なる処理が必要になる

さまざまなファイルが混在すると、名前、種類、日付、サイズ、既存のタグに応じて付けるタグを変えたいことがあります。Finderは選択した項目すべてに同じタグを適用するので、選択対象を手作業で分ける必要があります。

処理の順序やタグの整理が重要になる

古い状態のタグを取り除いてから新しいプロジェクトや確認状況のタグを付けるなど、複数の手順が必要な作業もあります。個々の手順は簡単でも、忙しいときには抜け落ちがちです。

タグの一覧そのものが大きくなる

似た名前、使わなくなったタグ、古いプロジェクトのタグは徐々に増えます。Finderでは利用頻度や似た名前を一覧で確認できないため、整理は手作業になり、後回しにしがちです。

同じ整理作業が日常業務になる

この段階で問題になるのは、Finderがタグに対応しているかではありません。タグ付けの手順を保存し、繰り返し実行し、維持するための専用の仕組みがないことです。

FinderタグとLittle Taggerの比較

作業FinderLittle Tagger
Finderタグを付けるはいはい
選択したファイルに複数のタグを付けるはいはい
よく使うタグのキーボードショートカットControl-1〜Control-7で最大7つのよく使うタグお気に入りのプリセットとワークフローのショートカット
複数タグの操作を保存して再利用専用のプリセット機能なしはい、プリセットで対応
再利用できる操作でタグを追加、削除、置換手動はい
タグ操作と一緒にファイルの絞り込み条件を保存専用のタグ付けプリセットなしはい
タグ操作を順序付きの処理にまとめるいいえはい、ワークフローで対応
タグ付けを即時または短い待ち時間の後に実行いいえはい
タグを整理用のグループにまとめるいいえはい、アプリ内で対応
未使用のタグや似たタグを見つける専用の管理機能なしはい、アクセスを許可した場所が対象
ファイルの情報からタグを提案いいえはい、Apple Intelligence対応Macで利用可能
標準のFinderタグを使用はいはい
独自のタグデータベースが必要いいえいいえ、Finderタグのまま

Little Taggerが役立つ場面

Finderタグを使うためにLittle Taggerは必要ありません。たまに1つか2つのタグを付けるだけなら、Finderで十分です。

Little Taggerは、タグ付けがたまに行う操作ではなく、繰り返し使う仕組みになったときのために設計されています。

プリセット

プリセットは、繰り返し行う追加、削除、置換の操作を、タグ、ファイルの絞り込み条件、処理オプション、実行タイミングと一緒に保存します。次の一括処理にも、同じ設定を一度の操作で適用できます。

プリセット:プロジェクトへの取り込み

操作:追加
タグ:
    プロジェクトAtlas
    2026
    要確認
絞り込み条件:
    ファイル名に「final」を含む

再利用できるタグ付けプリセットの仕組みを見る。

ワークフロー

ワークフローは、まとめて行いたい複数のタグ付け手順を、プリセットの順序付きの組み合わせとして保存します。

1. 古い状態のタグを削除
2. プロジェクトのタグを適用
3. 確認状況のタグを追加

ワークフローは手動、即時、3秒後、10秒後に実行できます。待ち時間を設けると、処理が始まる前にファイルを追加したり確認したりできます。タグ付けワークフローを見る。

タグの管理

Little Taggerには、タグの確認、関連するタグのグループ化、スキャンしたどのファイルにも付いていないタグの検出、似た名前の検出、承認したタグの統合を行う専用の画面があります。

macOSのサンドボックス制限が適用されるため、結果はアプリにアクセスを許可したフォルダやボリュームに限られ、ディスク全体を表すものではありません。Little Taggerのタグ管理機能を見る。

タグの提案

対応するMacでは、Little Taggerがデバイス上のApple Intelligenceを使い、ワークスペース内のファイルに基づいてタグを提案します。既存のタグ一覧から、関連しそうなタグを提示することもできます。

提案はあくまで候補です。選択するまでタグは付きません。

  • 外部のAIサービスは使いません。
  • この処理のためにファイルをアップロードすることはありません。
  • AI機能の利用は任意です。
  • 基本のタグ付け機能はAIなしでも使えます。

デバイス上で行うタグ提案の仕組みを見る。

Little Taggerはバックグラウンドでフォルダを監視しません

Little Taggerは、意図的にワークスペースを中心とした仕組みを採用しています。アプリの操作、ドラッグ&ドロップ、グローバルショートカットでファイルやフォルダを追加し、適用するプリセットやワークフローを選びます。

バックグラウンドでフォルダを常時監視する機能はありません。

状況に応じてタグを付けたいときや、処理に含めるファイルを自分で決めたいときに適した仕組みです。

Little TaggerはFinderタグを置き換えますか?

いいえ。Little Taggerは標準のFinderタグを使います。

ファイルをLittle Tagger専用のライブラリへ移す必要はありません。タグはFinderや対応するほかのMacアプリから引き続き読み取れます。

Little Taggerのタググループなど、一部の整理機能はLittle Tagger内だけに存在します。これはアプリ内の整理用の仕組みであり、Finderタグ自体を置き換えるものではありません。

  • Little Taggerのアカウントは不要です。
  • クラウドサービスは不要です。
  • Apple Intelligenceの提案のためにファイルをアップロードしません。
  • 外部のAIは使いません。
  • アプリ内に利用状況の分析機能はありません。
  • アプリ内でトラッキングは行いません。
  • サンドボックス化されたMac App Storeアプリです。

よくある質問

1つのファイルに複数のFinderタグを付けられますか?

はい。Finderでは、同じファイルやフォルダに複数のタグを付けられます。1つの項目にプロジェクト、年、状態を同時に指定できます。

Macでフォルダにタグを付けられますか?

はい。Finderタグはファイルにもフォルダにも使えます。ただしフォルダのタグが表すのはそのフォルダ自体であり、中のファイルやサブフォルダには自動でタグは付きません。

ファイルからすべてのタグを取り除くには?

Finderでファイルを選択し、Control-0を押すとすべてのタグを取り除けます。1つだけ取り除く場合は、「ファイル」>「タグ」を開き、そのタグを選んでDeleteキーを押します。ファイル自体は削除されません。

Finderタグでファイルを検索できますか?

はい。Finderのサイドバーの「タグ」でタグをクリックするか、Finderの検索フィールドにタグ名を入力し、通常のテキスト一致ではなくタグの候補を選びます。

Finderのよく使うタグはいくつ設定できますか?

最大7つです。よく使うタグはFinderのタグメニューに表示され、Control-1〜Control-7で追加と削除を切り替えられます。「Finder」>「設定」>「タグ」で選択します。

iCloud内のファイルにもFinderタグを使えますか?

Appleによると、FinderタグはMac上に保存されたファイルやフォルダにも、iCloud内のものにも使えます。別のデバイスでどう表示されるかは、保存場所、使用するアプリ、プラットフォームによって異なる場合があります。

Finderタグでファイルの内容は変わりますか?

いいえ。タグは整理用の情報であり、書類の内容を編集するものではありません。Little Taggerが変更するのはFinderタグだけで、ファイル名、保存場所、内容は変更しません。

Little TaggerはFinderタグを独自のデータベースに置き換えますか?

いいえ。ファイル上のタグは標準のFinderタグのままで、Finderから引き続き読み取れます。タググループなどLittle Tagger独自の整理機能は、アプリ内だけに存在します。

Little Taggerはフォルダ内の新しいファイルすべてに自動でタグを付けますか?

いいえ。Little Taggerはワークスペースを中心に動作します。ファイルやフォルダをアプリに追加し、プリセットやワークフローを実行します。バックグラウンドでフォルダを監視することはありません。

出典と関連情報

タグを、思い通りに。

ファイルを数秒でタグ付け。繰り返す作業を自動化し、タグ全体をすっきり管理できます。 プライバシーを大切にする、Macのためのネイティブアプリ。

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