Finderタグと写真のキーワード:IPTC、XMP、カタログのタグ
Finderタグと写真のキーワードは、異なる種類の情報です。Finderタグは、Macのワークフローでファイルを整理するためのものです。写真のキーワードは、写真や出版のツールが使うメタデータの仕組みの中で画像を説明します。
Little TaggerでFinderタグを追加しても、その単語が写真のIPTCやXMPメタデータに書き込まれるわけではありません。
同じ言葉でも保存場所が違う
「ポートレート」をFinderタグとしても、写真のキーワードとしても使えます。表記は同じですが、保存の仕組みと読み取るアプリが異なります。
そのため、あるアプリで見えるラベルが別のアプリに表示されないことがあります。タグ付けのツールを選ぶ前に、その情報をどこで読み取る必要があるか決めてください。
| 用語 | 指すもの | 確認するとよい問い |
|---|---|---|
| Finderタグ | macOSでファイルを整理するためのラベル | Macのワークフローでこのファイルを探せるか? |
| IPTCフィールド | キーワードや作成者など、定義された写真メタデータの属性 | 画像と一緒に渡す必要のある情報は何か? |
| XMP | ファイル内やサイドカーに保存する、メタデータを表現・交換するための仕組み | メタデータはどこに書き込まれるか? |
| カタログのキーワード | 写真アプリのカタログで管理されるキーワード | アプリは書き出したメタデータや付随するメタデータにも書き込んだか? |
IPTC写真メタデータ標準は、画像を説明する属性を定義しています。Adobeのメタデータの概要では、XMPとサイドカーでの保存について説明しています。
IPTCとXMPは、競合する色付きタグの仕組みではありません。写真の情報の定義と保存における、異なる部分を説明するものです。
作業上の文脈にはFinderタグを使う
プロジェクトには、写真以外のものも含まれます。概要書、コンタクトシート、デザインの書き出し、ライセンス書類、請求書などがあるかもしれません。
Finderタグなら、「港の撮影」「要確認」「クライアント提出可」といった名前で、それらの異なる種類のファイルをつなげられます。
Little Taggerは、再利用できるプリセットやワークフローでこれらのタグを付けられます。同じプロジェクトのタグで、PDFの概要書と書き出した画像を、どちらの内容も編集せずにつなげられます。
これは写真・デザインのワークフローに合った方法です。プロジェクトの構成は保ち、ファイルが仕事でどんな意味を持つかという情報を追加します。
画像の受け渡しには写真メタデータを使う
受け取る人は、説明、作成者のクレジット、被写体のキーワードを必要としているかもしれません。適切な写真用ツールを使い、相手のワークフローが求めるメタデータの項目と形式に記入してください。
「ライセンス取得済み」というFinderタグは、ライセンス書類ではありません。「著作権」というタグを付けても、著作権表示の項目は埋まりません。根拠となる記録を残し、伝える必要のある情報には適切な項目を使ってください。
目的を分けて両方のメタデータを使えます。たとえば、「要確認」を内部用のFinderタグとして持ち、画像のキーワードは写真アプリで管理できます。
カタログだけでは書き出し内容はわからない
アプリによっては、ファイルへ書き込むか、該当する設定で書き出すまで、情報を独自のカタログに保存しています。実際に使うアプリと形式の動作を確認してください。
Adobeはメタデータの相互運用ガイドで、Bridgeが変更を認識するには、LightroomのメタデータをXMPに保存する必要があると説明しています。
つまり、カタログにキーワードが見えているだけでは、相手に届く証拠にはなりません。実際にできたファイルやサイドカーを確認してください。
実際の手順でサンプルを試す
画像の使い捨てコピーを用意し、2つのメタデータ層に「Finderテスト」「写真キーワードテスト」など別々の名前を付けます。
普段の設定で書き出してください。納品に使うのと同じ経路でコピー、アップロード、送信し、受け取り側のアプリで結果を開いて、それぞれの層を個別に確認します。
普段使うファイル形式ごとに確認を繰り返します。書き出し、アーカイブ、同期で、同じメタデータが同じように保持されるとは限りません。
これは実際に行うためのテストであり、ここですべての転送経路を検証済みだと主張するものではありません。
Little TaggerはBridgeやLightroomのキーワード機能の代わりになりますか?
いいえ。Little Taggerが扱うのはFinderタグです。IPTCフィールド、XMPのワークフロー、カタログのキーワード管理には、写真メタデータのツールを使ってください。
両方で同じ語彙を使えますか?
同じ名前を選ぶことはできますが、それだけで同期が行われるわけではありません。実際のワークフローで両者をつなぐ方法が検証できていない限り、2つの層は別々に扱ってください。
目的に合うラベルを使う
別の写真ワークフローで読み取る必要のある画像メタデータには、適切な写真用ツールを使います。Mac上にあるファイルのプロジェクト、状態、参考資料のタグなら、Little Taggerがファイルの内容を変えずに繰り返し作業を助けます。